旅日記,随想,俳句など…

Jul 2007

ファスレーン基地での非暴力直接行動1

ファスレーン基地での非暴力直接行動 (2007.7.25-26)

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(1)日本チームの参加の意義と出発

 スコットランドのグラスゴーから50キロ程離れたファスレーン基地には,英国における全てのトライデント核兵器システムが存在している.これま でもことあるごとに,非暴力直接行動による基地の封鎖がなされ,「トライデント・プラウシェアズ」をはじめとした英国の反核団体を中心として,核兵器に対 する反対運動を展開してきた.英国の現在のトライデント核兵器システムは2024年に退役するため,英国政府はこの核兵器システムの更新をどうするかとい う決定をここ数年のうちにしなければならない状況にある.ファスレーン365は,この時期に,英国内のみでなく広く海外からも参加を呼びかけ,2006年 10月1日から1年間にわたって切れ目なくファスレーン基地を非暴力的に封鎖し,核兵器の危険性や浪費性をアピールし核兵器廃絶に支持を集め,その実現を めざす運動である[1].

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ファスレーン基地での非暴力直接行動2

(4)独房二日目,釈放そして交流会

 翌日は天井のタイルがまだ暗いうちに目が覚めた.何時か分からない.一昨日の朝は5時にはもう明るかったので,それより若い時間である.しか し,頭が比較的はっきりしているので,もう起きることにして,ボタンを押して看守を呼んでライトを要求した.しばらくして,コップ二つの水を要求して時間 を聞いたら4時半だと教えてくれた.5時間程度は寝たことになるだろう.

 これから,この独房を出るまで,何時間あるか分からないが,自由な思考の時間を持てるということを思うと何だかわくわくする.独房を出るまでの この自由な時間をせいぜい楽しむことにしよう.それにしても日常の生活では,これほどの贅沢な時間が取れないのは何故だろう.
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