Nepal Trekking
何枚かの写真のみを以下に掲載しておきます.
キャンジン・ゴンパの奥にそびえるガンチェンポ(6387 m)
キャンジン・ゴンパすぐ前にそそり立つ日本人に人気のナヤカンガ(5844 m)
ランタン谷のさらに西にあるガネッシュ・ヒマールの山々
フィレンツェ美術館めぐり1
フィレンツェ美術館めぐり(その1) [2010.4.14-20]
1.フィレンツェへ
4月14日(水)は,朝9時に一番でルーブル美術館に入り,「モナリザ」,ダヴィンチのコーナーおよびレンブラントの部屋にある作品群にお別れをして,ホテルに取って返した.重い荷物をグラウンド階まで下ろし,エトワール広場のバス停まで歩いた.
10時25分発のエールフランスバスでシャルル・ドゴール空港に向かった.今日は,いよいよフィレンツェに向かう日である.フィレンツェへの飛 行機の発着は2Gターミナルであり,このターミナルは2Aから2Fまでの主要なターミナルとはかなり離れたところにある.空港の無料バスで2Gまでたどり 着くと,かなりローカルな雰囲気がある.スペインのオビエドやドイツのブレーメンなどの近郊のヨーロッパの中堅都市への発着のターミナルのようだ.
フィレンツェ美術館めぐり2
3.フィレンツェは街全体が美術館
はじめに
4月16日から18日の3日間は,フィレンツェの中の美術館を廻った.16日に訪れたのは,ウフィッチ美術館,ヴェッキオ宮殿,バルジェッロ国立博物館,メディチ家礼拝堂,サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の5箇所である.ヴェッキオ宮殿(€6)とサンタ・マリア・ノヴェッラ教会(€3.5)以外は「文化週間」(settimana della cultura)のお陰でただで入場できた.「文化週間」でただになるのは国立の美術館のみである.この「文化週間」のことを正確にいつから始まるのかを確かめようとしてホテルのフロントのお嬢さんに英語で聞いてみたが,まったく通じなかった.SMN駅の前にあるインフォメーション・センターに行って中年のお母さん風の女性に同じことを聞いてみたが,首を傾げられるばかりであった.こちらが懸命に,その週には美術館がただになったりするなどと,補足説明をしてやっと分かって貰えた.「文化週間」は4/16から始まることを教えていただき,さらに地図と厚いパンフレットを頂いた.どうも私の発音が,英語風のculture weekではなく,和風発音のcuruture weekとなっていたことで,ホテルのフロントのお嬢さんもインフォメーション・センターのお母さんも,さっぱり,訳が分からなかったのではないかと今では反省している.反省しても発音の癖はなかなか直らない.SMN駅のフロアに「文化週間」のポスターが張り付けてあった(写真8). もっと読む…
フィレンツェ美術館めぐり3
4.ボローニャ訪問
フィレンツェの最後の日(4月19日月曜日)にはラファエロが生まれたウルビーノへ行くことにした.ウルビーノは,フィレンツェからほぼ真東に位置していて,直線距離で100キロ程度であるが,鉄道で行くにはボローニャに出て,そこでアドリア海の海岸沿いの路線を走る列車に乗り換えペーザロ駅で降り,ペーザロからはバスを使えばほぼ1時間でウルビーノに行ける.16日の夜にインターネットでイタリア鉄道TRENITALIAのホームページから列車の予約を入れておいた.このインターネット予約は,24時間以内に切符を購入すれば良いことになっている.実は,カード決済によりインターネット予約を完了することが出来るのであるが,現在の私は,それが出来ない.その理由がずっと分からなかったのであるが,今回,イタリア鉄道TRENITALIAのホームページ上でいろいろ調べてその理由が分かった.以前に同じユーザIDで別のクレジットカードを使おうとしたことがあった.そのことが原因のようである.ホームページに一人で2つの別のクレジットカードを使おうとすると拒否される,とある.それを解除する方法もあるのだが,そのページはイタリア語のみで書かれており,最後まで完了することが出来ない.予定が決まっているときには,早期割引があり,カード決済によるインターネット予約はおすすめである. もっと読む…
フィレンツェ美術館めぐり4
5.ウルビーノへ
ボローニャからリミニを経由してペーザロへ行く番だ.リミニもペーザロもアドリア海に面した観光都市である.リミニの北には,カエサルの「賽は投げられた」で有名なルビコン川(イタリア語ではルビコーネRubicone)がある.また,リミニはサンマリノ共和国への玄関口としても観光客を集めている.ペーザロは,イタリア・オペラの大作曲家ロッシーニの生まれた町である.ボローニャからペーザロまでは,列車で1時間あまりであるが,列車の到着が遅れたこともあり,次々に遅れて,予定時刻より30分ほど遅れてペーザロ駅に着いた.ペーザロからは,アドリアバスを利用して1時間前後でラファエロの生まれた町ウルビーノに行くことができる.駅前の売店で帰りの分を含めてバス券を4枚買った.バス券1枚で€3である.売店の小父さんにウルビーノ行きのバス停の場所を尋ねた.アッカであるという.こちらが納得のいかない顔をしていると,アッカ,アッカ,アッカと当然のように繰り返す.こちらも分からないので困った顔をしていると,紙に「H」と描いてくれ,さらにアッカ,アッカという.イタリア語でHはアッカであるらしい.言われた通りにアッカ(H)の駐車場の近くで待っていると,顎を少し突き出し,横を向いたラファエロの自画像を描いたバスが来た.この絵はラファエロの自画像として有名であるが,ラファエロが描いたにしては平板であっさりしすぎているように思う.弟子が描いたものであるのかも知れない.このバスがラファエロの生まれた町ウルビーノUrbinoに行くのだろう.Urbino行きの表示を確認してバスに乗り込む. もっと読む…
パリ美術館めぐり1
パリ美術館めぐり [2010.4.10-14]
2010.6.9
1.はじめに
この3月31日に永年勤めてきた大学を退職した.4月からは完全にフリーになったが,研究課題が急になくなるわけでもなく,また,その他の残務整理もあり何かと忙しく過ごしている.退職後,これまでの生活リズムは在職中とあまり変わらない.しかし,せっかく退職により自由な時間が手に入ったのだから在職中には出来なかったようなことをしてみたい.そのような気持ちから少し贅沢な15日間の観光旅行を計画した.4月10日から24日までパリ,フィレンツェ,ミラノの美術館をめぐる旅である.
4泊する予定のパリは初めての訪問となる.パリにはたくさんの美術館があるが,今回はルーブル,オルセー,オランジュリーの三つの美術館にしぼることにした.
パリ美術館めぐり2
パリ美術館めぐり2
5.ルーブル美術館(第1日)
昨日の夕方来たときには気づかなかったが,ルーブル美術館の中庭の芝生にはマイヨールのブロンズ像が数点あった.マイヨールは,ロダン以降もっとも優れた彫刻家のひとりといわれているが,彫刻をはじめたのは40歳を過ぎてからという.カルーゼル凱旋門をくぐって中央入口へ向かう.
ルーブル美術館のメインの入り口はガラスのピラミッドである.この入り口は荷物検査のためだけのもので,入り口近くで2列に分かれ右の列が小荷物の検査ができる機械のあるほうで,左の列がその機械のないほうである.左の列並んでも荷物の口を大きく開いて係員に見せれば問題なく中に入ることができる.このピラミッドの下がナポレオンホールと呼ばれる広場があり,その広場のまわりにチケット売り場やインフォーメーション・センター,おみやげ屋,レストランなどがある.チケット売り場にかなり長い列ができている(写真9). もっと読む…
パリ美術館めぐり3
パリ美術館めぐり3
6.オルセー美術館
ルーブル美術館の館内で軽く昼食を取って外に出ると午後2時を過ぎていた.昼食前にはかなり疲れていたが,食事を取ったことで少し元気が出てきた.セーヌ川を渡ったすぐのところにオルセー美術館(写真25)があり,その閉館までにまだ4時間ほどある.一つの美術館を鑑賞するに十分な時間なのでオルセー美術館にも入館することにした.
写真25 セーヌ川の対岸から望むオルセー美術館
パリ美術館めぐり4
パリ美術館めぐり4
8.ベルサイユ宮殿へ
4月13日は朝から,ベルサイユ宮殿に行くことにした.ここで書き残しておきたいことは,ベルサイユ宮殿(写真40,宮殿内の中庭)の見聞録でなく,ベルサイユ・リヴェゴーシュ駅でのフランスの鉄道での奇妙な経験である.ベルサイユ宮殿については,何かを書き残して置きたいほどのことはあまりなかった.ただ,お昼に食べたチーズとほかほかのジャガイモの弁当が美味しかったことと,ダヴィッドの「皇帝ナポレオン一世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式」の真作がルーブル美術館とは別にもう一つベルサイユ宮殿内にあるということをはじめて知ったことくらいであろうか.
写真40 ベルサイユ宮殿の中庭